【第1日目】英会話上達の秘訣!

目次

本日のコラム

突然ですが、一つ質問があります!
自分自身の英会話学習プロセスを改善するために、教えていただきたいのですが

(1)英会話を学ぶ前の準備
(2)英会話学習中の勉強
(3)英会話上達後の仕上げについて 

のうち、どれが一番重要だと思いますか?

正解は…


(1)英会話を学ぶ前の準備

英会話を学ぶ前の準備で、上達した後になりたい自分になれるかどうかが決まると言っても過言ではありません。
実は、学習を成功に導くために「学習前」にやっておくべきことが1つあります。

それは…

目標・目的を設定すること


逆に言えば、目標のない英語学習は、ゴールのないマラソンを走っているようなものです。

終わりが見えないのに、どこに向かって、何を目指して、どれだけ頑張ればいいのでしょうか。
これでは、いくら走っても、明日に向かって頑張る気力もモチベーションも湧いてきません。


なんだ、目標があればいいんだ…。
よし! じゃあ、英語の勉強を頑張るぞ! 
というのは、実は目標がないとマラソンをしているようなものなのです。

他にも、「英語を話せるようになる!」等の目標も同じことです。

しかし、現実には、上記のようなゴールのない英会話学習の目標・目的を設定している学習者がたくさんいます…。

では、どのような目標を立てればいいのでしょうか?
そして、モチベーションを高く保つにはどうしたらいいのでしょうか?

明日配信のコラムで、目標の立て方とモチベーションを高く保つ方法をお伝えします。

実はとても簡単なことなのです。

では本日は、「1 be 動詞」・「第1~5文型」を見直していきましょう。

初歩的な文法ですので、不安な方だけ見直してみてください。

「英会話でよく使う間違えやすい動詞の使い方リスト」PDFは下記からダウウンロードできます。

be動詞・第1~5文型
be verb

1 be動詞を覚えよう

・be動詞の変化と使い方

英語の文章の語順は、(1)主語、(2)動詞、(3)その他の言葉ということをしっかり覚えておいてください。そして、この(2)の位置に来る動詞には2種類あることも覚えておいてください。

今回学習する動詞はそのうちの1つで、be動詞と呼ばれるものです。

 

be(ビー)  is(イズ)  am(アム) are(アー)

 

was(ワズ)  were(ワー)  been(ビーン) being(ビーイング)

全部で8つありますが、通常7つは中学校で習います。


特に大事なのは is, am, are の使い分けです。

be been は、別の文法項目で扱っていますので、ここでは勉強しません。

また being は高校英語の範囲なので、このサイトでは扱いません。

主語が一人や一つの単数を表している場合は、基本的に is を使いますが、, you は例外と覚えましょう。

文が現在進行形で、主語がIやyou以外の単数の場合、isという動詞が使われる。

まず、例文を使って日本語と英語の語順について考えてみましょう。
 

吉田さんは英語の教師です

Mr Yoshidaisan English teacher.

「吉田さん」「私」に変えると下のようになります。

私は英語の教師です

I am an English teacher.

「I」を「we」に変えると、主語は以下のように2人以上になります。

We are English teachers.

be動詞は主語と他の語が同じ「」であるということを表す場合に使う言葉だと覚えましょう。

I  an English teacher

上の例文をそれぞれ過去形にすると次のようになります。
Mr. Yoshida was an English teacher.
I was an English teacher.
We were English teachers.

 

上記の例文では、(2)のisがbe動詞に相当する形になっていますが、これはあくまで英語の順番を覚えてもらうためのものです。

したがって、be動詞は「等動詞」と覚えてもよいでしょう。

彼はトムです。ここでの「だ」は、「is」や「mas」と同じ「=」を表しています。
 

トム

となるので、この英文は次のようになります。

He is Tom.

これを次の文と比べてみましょう。

私はヒロキが好きです。

この場合、当然ながら「私はヒロキではない」。

つまり、I≠Hirokiなので、動詞 “be “は使われない。(これはあくまで基本的な経験則である)。

よって、次のような文章になります。
 

I like Hiroki.

動詞の部分に使う言葉は like(love)で、もちろんこれは一般動詞です。

ここで、is am are を「~です」と覚えていた人は、次のようにしてしまうおそれがあるのです。

× I am like Hiroki.

be動詞と一般動詞を同時に使うケースもありますが、それは進行形や受動態などでの話です。その時、一般動詞はそのままでは使えません。

・be動詞の否定文

be動詞(同格動詞)を使った文の否定は、同格動詞の後に「not」を置くことで完結する。

ボクは今いそがしくはない

I am not busy.

この日本語の文章では、動詞「be」を表す単語がないように見えますが、英語では文章を書くときに必ず動詞が必要なのです。

動詞の単語がないと思うときこそ、「be」という動詞を覚えておくとよいでしょう。

上記の例文では、それぞれ「not」を加えて文章を完成させてください。
 

Mr. Yoshida is not an English teacher.

They were not English teachers.

He is not Tom.

動詞 “be “に “not “をつけた短縮形もあります。

is not = isn’t  are not = aren’t  was not = wasn’t
were not = weren’t

しかし、am notの短縮形であるamn’tというのは存在しないのです。たまにこういう書き方をする人がいるので気をつけましょう。

・be動詞の疑問文

be動詞(同格動詞)を使った文中の疑問文は、同格動詞を主語の直前に置き、文末に?をつけることで完成する。

あなたはミュージシャンですね。

You are a musician.



あなたはミュージシャンですか。

Are you a musician?

この疑問文の答え方は次のようになります。

はい、そうです。 Yes, I am.  

 

いいえ、ちがいます。 No, I am not. または No, I’m not.

you で聞かれたら I で答えることは分りますね。

There is (are) の文

There is (are) ~ ~がある、いる

この文では、主語が~の部分の後にあることに注意しましょう。 

There is a cat under the table.
テーブルの下に猫がいます。

この文の主語は「a cat」です。a cat」なので、主語は単数なので、be動詞はisです。

猫が2匹以上、複数いたらもちろん次のようになります。
There are two cats under the table.

過去形の時は、それぞれ is → was  are → were にしましょう。

疑問文では、それぞれのbe動詞 there の前にもってきます。

Are there any balls in the box?
箱の中にはボールが入っていますか。

 

Yes, there are.     No, there aren’t.
はい、入っています。  いいえ、入っていません。

次の場合を比べてみましょう。

私の家は鹿児島にあります。
My house is in Kagoshima.
×There is my house in Kagoshima.

この場合、「私の家」がどの「家」を指しているか分かっているので、下の文のように「~がある」は使えません。

つまり、”There is a house near that forest. “です。この場合、以下の文のように “There is(are)”を使うことができます。

その森の近くに家があります。

この場合、”house “は誰の家かなどの具体的な記述ではなく、単に「そこに家が建っている。

第1~5文型を覚えよう

第1文型(S+V型)

 主語 + 動詞

 目的語や補語がなくても、主語と動詞だけで文を作ることができる文型のことです。一番シンプルな基本となる文章ということになります。

 この文型で使われる動詞は、目的語や補語を必要としないので「完全自動詞」と呼ばれています。


 <文例>

 I study. 私は勉強します。

 もちろん、I have studied. でも、S+V型です。

 ただし、この文型は、I study Englishのように、目的語をとるほうが実際は普通だとも言えます。

 Spring came. 春が来た。

 He works. 彼は働く。

 Ten years have passed. 10年が経った。

 It rains. 雨がふる。

 このように、主語と動詞だけのS+V型である第1文型が、文型の中で一番シンプルな文型と言えます。

 なお、この文型は実際には「主語+動詞」だけでなく、それぞれに修飾語(句)がついて長い文になることもあります。

第2文型(S+V+C型)

第1文型とは違い、補語を必要とする文型です。逆に言えば、この補語がないと意味がわからないとも言えます。

 この文型の動詞は、そのために「不完全自動詞」といわれます。

<文例>

I am a student. 私は、生徒です。

I am very happy. 私は、とてもしあわせです。

<補語>

文の中で主語や目的語の説明をする名詞(形容詞)のことを補語と言います。

He is a teacher. 彼は、先生です。

          
この場合、主語の説明をしている名詞ということになります。


This novel is interesting. この小説はおもしろい

 
主語の説明をしている形容詞ということになります。


なお、不完全動詞には、be動詞(is、am、are)のほかappear、become、come、fall、feel、get、grow、keep、lie、look、prove、 remain、seem、sound、turnなどがあります。

第3文型(S+V+O型)

この文型は補語を必要としない文型です。
 補語を必要としないで目的語だけで文を成立させることができます。

 目的語をとるので、この文型の動詞は「他動詞」といわれます。よく辞書などでは、(他)とか書いてある動詞のことです。

 <文例>

 I study English every day. 私は、英語を毎日、勉強しています。

 I will buy computer. 私は、コンピューターを買うでしょう。

 He has gone to America. 彼はアメリカへ行った。

Would you like to drive a car? 車を運転してみてはいかがですか?

 <目的語>

 英語の目的語は文法書では、O(object)と表示されています。
 この目的語とは動詞の動作の対象を表し、対象とは大別して2つになります。

 1つは「人」。「だれに」になる部分です。
 誰かにあげたり(give)、作ってあげたり(make)、送ったり(send)というように、英語の目的語の1つめは「人」となります。

 2つめは「物や事」となります。「何を」「どんなことを」になる部分です。


第4文型(S+V+O+O型)

この文型の動詞は「間接目的語」と「直接目的語」をとる他動詞となります。

 間接目的語には主に「人」になり、直接目的語には「物」になります。

 <文例>

 I give him the book. 私は、彼に本をあげる

 「彼に」の部分が間接目的語で、「本を」の部分が直接目的語となります。

 なお、間接目的語と直接目的語の語順を逆にすることもありますが、その場合は、
 
 I give the book to him. となります。

 文の意味はいずれも同じ意味になります。

 He told me that he would come again. 
 彼はまた来ると私に言った。


第5文型(S+V+O+C型)

「主語+動詞+目的語+補語」となります。
 
 この文型は第4文型とは違い、後に補語をおきます。

 なお、「S+V+O+O」の場合は、O = Oとはなりませんが、「S+V+O+C」の場合は、O = C が成り立ちます。

<文例>

The news made me sad.  その知らせは私を悲しませた。

She always keeps her room clean. 彼女はいつも自分の部屋をきれいにしています。

I believe him reliable. 私は、彼を信頼できると思います。

上記の動詞のように、目的語をとるだけでは意味が完結せずに、さらにその目的語の状態や動作を表す語を補ってはじめて意味が完全になる動詞を「不完全他動詞」といいます。

I noticed someone standing by the door.
 私は、ドアにだれかが立っているのに気づいた。

The news made me sad.
 その知らせは私を悲しませた。