三井物産環境基金助成事業トップ
事業全体の背景、活動内容、成果をまとめた親ページです。
2020 Apr-Sep Report
2020年4〜9月は、三井物産環境基金助成事業がフィリピン・レイテ州パロ市周辺で始まった期間です。ココナツ農家への調査、デモファームの同定、苗木・種子配布、アグロフォレストリー転換に向けた準備を進めました。
事業開始期には、巨大台風の被害を受けた農家の生活状況と農地の課題を把握し、農家が将来の災害や気候変動に対応できるよう、植林、野菜栽培、農民間普及の基礎を作ることが重視されました。

この期間は、三井物産環境基金助成事業の導入期です。パロ市周辺の農村地域に入り、事業参加候補となるココナツ農家の状況を確認し、アグロフォレストリー転換と植林に向けた具体的な準備を進めました。
当初は、農家への対面説明や研修を通じて活動を進める予定でしたが、2020年は新型コロナウイルス感染症の影響が広がり、現地での移動や集会には大きな制約がありました。そのため、活動の一部は慎重に調整しながら実施されました。
2020年4〜9月には、農家調査、デモファームの同定、苗木と野菜種子の配布を中心に、事業全体の土台づくりが進められました。
本事業は、フィリピン・レイテ州パロ市周辺の農村地域を対象に始まりました。地域には、巨大台風によって農地やココナツ樹木に被害を受けた農家が多く、農業の再建と環境回復が大きな課題となっていました。
活動開始時には、現地の状況を確認しながら、農家に事業の目的を説明し、今後のアグロフォレストリー転換に参加できる農家を把握することが重要でした。

事業参加農家を確認するため、ココナツ農家を対象に、台風被害、生活状況、農地の状態、今後の農業転換への関心などを確認しました。
この調査は、単なる情報収集ではなく、農家がどのような課題を抱えているかを把握し、苗木や種子の配布、デモファームづくり、農民間普及の計画へつなげるための基礎となりました。
巨大台風後の農村地域では、長期的な収入源を作ることと、短期的な食料確保の両方が必要でした。そのため、調査結果は、その後の植林と野菜栽培の支援内容を考えるうえで重要な意味を持ちました。

2020年4〜6月には、アグロフォレストリー転換のモデルとなるデモファーム農家30世帯が同定されました。デモファームは、周辺農家が実際の農地を見ながら学ぶための重要な拠点です。
アグロフォレストリーは、農家が自分の農地で継続的に取り組むことで初めて成果が出ます。そのため、地域の中で意欲のある農家を育て、その農家が近隣農家へ経験を伝える「農民間普及」の仕組みが重視されました。
地域の中で意欲のある農家を選び、アグロフォレストリー転換の実践例として育てました。
農家同士が学び合うことで、外部支援だけに頼らない地域内の技術普及を目指しました。
助成期間後も地域の中で活動が続くよう、デモファームを事業の中心に置きました。
2020年4〜9月には、竹を含む計13,000本の苗木と野菜種子が農家へ配布されました。苗木は、農地の環境回復と将来的な収入源づくりにつながります。
一方で、野菜種子は、コロナ禍による生活不安や食料危機に対応するためにも重要でした。長期的に育つ樹木と、比較的短期で収穫できる野菜を組み合わせることで、農家の生活を複数の面から支えることを目指しました。

この時期の活動は、まだ大きな成果を見せる段階というよりも、地域の中でアグロフォレストリーを始めるための準備段階でした。
農家の状況を把握し、参加農家を確認し、デモファームを同定し、苗木や種子を配布することで、翌期以降の研修、植栽、野菜栽培、養鶏、販売活動へつながる基盤を作りました。



2020年は、事業開始直後からコロナ禍の影響を受けました。現地では移動制限や集会制限があり、農家を集めた研修や通常の現地訪問を計画通りに進めることが難しくなりました。
このため、事業は予定通りにすべてを実施するのではなく、感染防止と活動継続の両立を考えながら進められました。後の報告期間では、紙教材の配布、電話やテキストによる連絡、Zoom研修、少人数対面研修など、状況に応じた方法へ切り替えていきます。

この半年間は、調査、参加農家の確認、デモファーム同定、苗木・種子配布を中心に、事業の土台を作る期間でした。
パロ市周辺の農村地域で、事業対象となる農家と農地の状況を確認しました。
150世帯のココナツ農家を対象に、生活状況や台風被害、農地の状態を確認しました。
農民間普及の中心となる30世帯をデモファームとして同定しました。
竹を含む苗木と野菜種子を農家へ配布し、植林と野菜栽培の準備を進めました。
2020年4〜9月は、三井物産環境基金助成事業の出発点となる期間でした。コロナ禍という難しい状況の中でも、農家調査、デモファーム同定、苗木・種子配布を進め、次の活動につながる基礎を作ることができました。
この期間に作られた基盤は、2020年10月以降の苗木配布、紙教材による研修、電話やテキストによる支援、国内ユース向けオンラインワークショップへとつながっていきます。
三井物産環境基金助成事業の流れを、期間別に整理しています。このページは、事業開始と初期活動の基礎づくりをまとめたページです。
事業全体の背景、活動内容、成果をまとめた親ページです。
紙教材による研修、12,000本の苗木配布、国内ワークショップを紹介します。
Zoom研修から少人数対面研修へ切り替え、野菜種子と有機肥料の配布を進めました。
野菜栽培、養鶏、果樹・材木苗木の配布、野菜販売、最終成果を紹介します。
次の報告ページでは、2020年10月から2021年3月にかけて、コロナ禍の制約を受けながら進めた苗木配布、紙教材による研修、電話・テキストによる予備評価、国内ユース向けオンラインワークショップについて紹介します。