【第9日目】初対面の人に会ったとき使えるフレーズ

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本日のコラム

さて、今日で第9日目のe-ラーニングです。

今日は、言語を学ぶ秘訣を科学的に説明します。

一つ目は、ラーニングピラミッド、という概念です。

ピラミッドモデルは、1960年代初頭に国立訓練研究所によって開発されました

授業を受けたり教科書を読んだりするよりも、経験を通して学ぶ方が効果的であり、他人に教える経験が最も効果的な学習方法と言われています。

 

learning pyramid

ラーニングピラミッドを見ると、ピラミッドの下に行くほど定着率が高いことがわかります。では、各段階の内容について詳しく見てみましょう。

講義を受ける(5%)
学校の授業やセミナーなどに出席している状態です。

読書する(10%)
学習内容に関係する書籍を自分で選んで読みます。

視聴覚〔ビデオ・音声による学習〕(20%)
参考書の付録DVDや学習内容に関連したテレビ・ラジオ番組などを視聴します。

実演を見る(30%)
学習の場では「先生が行う実験を見る」「工場見学に行く」などの行為が該当します。

他者と議論する(50%)
グループ内で自由に意見を交換しあうディスカッションやディベートなどを行います。

実践による経験・練習(75%)
実際に自分の手や体を動かして感覚をつかみます。

他人に教える(90%)
発表や講義などが該当します。

教育は学習よりも学習に効果的であることに注意するのは興味深いことです。

教室で一番学習効果が高かったのは、生徒よりも実は先生だったのですね。

皆さんも、学習した内容を、誰かに教えたり話したりしてみましょう。

では本日の学習テーマ、「初対面の人に会ったとき使えるフレーズ」を、見ていきましょう。

初対面の人に会ったとき使えるフレーズ
Phrases you can use when you meet someone for the first time

初対面の人に会ったとき使えるフレーズ

初対面の人と話すのって、緊張しますよね。ましてや英語ともなると・・・。けど、基本のフレーズさえ覚えていれば緊張も緩和されますよ。人間第一印象が大事なのでしっかり覚えてください。

初対面の人に会う時

l  はじめまして。
Nice to meet you.

l  私(の名前)はYOSHIOです。 
My name is YOSHIO. / I’m YOSHIO.
 
大抵の場合、Nice to meet you.とあいさつ・握手をし、自己紹介をする、という流れになります。

l  英語は話せますか? 
Do you speak English?

l  (相手の名前を)なんと発音するのですか? 
How do I pronounce your name?

l  私のことは~と呼んでください。 
Please call me
.

l  以前どこかでお会いしてませんか? 
Have I seen you before?

l  どこかでお会いしたことがあるようですが。 
You look familiar.

l  かもしれませんね。 
Maybe. / It’s possible.

l  どこから来たの?(出身はどちらですか?) 
Where are you from?

l  オーストラリアです。 
I’m from Australia.

l  お会いできてよかったです。 
It was nice meeting you.

緊張すると声が小さくなりがちなので注意しましょう。また、発音のことを気にしすぎてもしどろもどろになり、相手にとって余計聞きづらくなりますので、あまり気にせず、大きな声で話すとよいと思います。

初対面の人に聞きやすい質問

日本語でも初対面の人に根掘り葉掘り質問したりはしませんよね?
英語でもそれは同じです。話しやすい内容・聞きやすい質問を上手に使って、楽しく会話できるように心がけましょう。

l  職業はなに? 
What do you do?

l  (会社名)で働いています。 
I work for.

l  私は(職業・業種)です。 
I’m a .
 
例えば歯科医なら I’m a dentist.

l  日本はどうですか? 
How do you like Japan?

l  いいところですね。 
It’s a good place.

l  日本ではどこに行きましたか? 
Where have you been in Japan?

l  今はどこに住んでいるのですか? 
Where do you live now?

l  ~に住んでいます。 I live in .

l  ここへは遊びで訪れているのですか? 
Are you here on vacation?

l  ここへは仕事できています。 
I’m here on business.

l  日本にきてもうどれぐらいになるのですか? 
How long have you been in Japan?

l  3年ほどです。 
About 3 years.

l  日本の生活にはもうなれましたか? 
Are you used to life in Japan?

カッコ内や、日本、と書かれているところは職業・会社・国で置き換えられますので使ってみてください。

会話例

CASE 01

A.   Hi, my name is Kentaro Tanaka, nice to meet you.
(はじめまして、私は田中けんたろうと申します。)

C.  Nice to meet you, I’m Nathaniel Peters. Please call me Nate.
(はじめまして、私はナタニエル・ピーターズです。ネイトと呼んでください。)

A.   Okay, please call me Ken. 
(はい。私のことはケンと呼んでください。)

 

CASE 02

A.   Hi, I’m Kyoko Nakamura, nice to meet you.
(はじめまして、私は中村キョウコです。)

B.   OH, hi! I’m Amanda…have I seen you before Kyoko?
(はじめまして、私はアマンダよ前にお会いしたことなかった?)

A.   Maybe. 
(かもしれないわね。)

 

CASE 03

A.   Where are you from, Nate? 
(ネイトはどこの出身?)

B.   I’m from California, USA. do you know? 
(アメリカのカリフォルニアだよ、知ってる?)

A.   Yes, I do. I’ve been there twice. 
(うん、知ってるよ。2回行ったことあるよ。)

特別Lesson 会話のパターンの増やし方について

今日の特別レッスンは、「会話パターンを増やす方法」です。これは私がイギリスにいたときに一番よく実践していた方法で、毎日の空いた時間に少しずつできることですので、ぜひご自身でも試してみてください。

1 その日の出来事などを思い出す。

夜、家に帰ったら、友人との会話、その日にした仕事、外出中の出来事、テレビで見たものなど、その日にあった些細なことを思い浮かべてみてください。思い出してみてください。何もなければ、簡単な状況を想像することができます。

2 頭の中でそれを英語の文章にする。

単語の羅列でもいいですし、知っているフレーズがあれば、それを使ってもいいと思います。また、知らない単語があれば途中で日本語を入れてもいいです。例えば、 「You’d better take your umbrella with you」と言いたい時、「umbrella」(傘)の単語を知らなかったとします。

その場合は 「You’d better take your with you」 で大丈夫です。

3 練習で発声する。


最後は実践です。前回お伝えしたように「気持ちを込めて話す」ことがより効果的です。


ステップ1~3を練習することで、英語で文章を作り、即興で会話に対応できるようになります。しかし、最初は英語で文章を作るのはとても難しいです。

まずは以下のような簡単な挨拶文でやってみましょう。

例文

Aさん: How’re you doing? 
 調子どう~?

Bさん: Not bad, yourself? 
 普通だな。おまえは?

Aさん: Can’t complain! 
 絶好調!

このような日常のシンプルなシチュエーションを想像してみてください。注意点として、意味を考えるときは、堅苦しく考えないでください。教科書のようにはいかないのです。

お元気ですか? はい、元気です、お元気ですか?

はダメなんです。親しい人と話すときは別です。そういう簡単な挨拶ができるようになったら、そこから徐々にレベルを上げていけばいいのです。そして、この練習は思いついたらすぐにできるものなので、何度でも挑戦してみてください。