2023 Japanese Education Internship
2023年 日本語教育インターンシップ活動報告
2023年8月1日から9月30日までの2か月間、Helping Hands and Hearts Japanでは、日本語教育と多文化共生をテーマにしたインターンシップを実施しました。
インターン生は、日本語教室のボランティアレッスン、日本語教室の運営、新学期応援キャンペーンの企画、グローバルボイス英会話への参加を通じて、教育支援、教室運営、マーケティング、多文化共生について実践的に学びました。

2023年活動の概要
2023年のインターンシップは、気候変動対策ではなく、日本語教育と多文化共生を中心とした活動として実施されました。インターン生は、日本語教室のボランティアレッスン、教室運営、Webサイトや広告を活用した広報、英会話クラスへの参加など、語学教育に関わる複数の活動を経験しました。
日本語教育は、単に言葉を教える活動ではありません。外国籍の学生が学校生活や地域生活の中で安心して学び、話し、理解できるように支える活動です。インターン生は、この活動を通じて、教育支援と多文化共生のつながりを学びました。
主な活動内容
インターン生は、2か月間の活動の中で、実際のレッスン、教室運営、キャンペーン企画、語学クラスの体験を行いました。
日本語教室ボランティア
中国籍の中学生を担当し、学校の国語の教科書を使った学習支援や、日常会話を通じた日本語コミュニケーションの支援を行いました。
日本語教室の運営
日本語教室をより多くの人に知ってもらうため、マーケティングを学び、Webサイト、広告、SNS、教育施設への案内などに取り組みました。
グローバルボイス英会話
初級・中級・デイリーニュースの3つの英会話クラスに参加し、幅広い年代の方が学びやすい語学教室の雰囲気を体験しました。
日本語ボランティアレッスンの経験
インターン生は、名古屋市中区のナディアパークで、中国籍の中学生に週1回の日本語ボランティアレッスンを行いました。
体験レッスンでは、生徒本人とお母様が参加し、自己紹介や簡単な会話を通じて日本語レベルを確認しました。その後、今後のレッスンの方向性と1か月分のレッスン日程を決め、2回目以降は生徒本人とマンツーマンで学習を進めました。

ボランティアレッスンのはじまりと意義
インターン生が日本語ボランティアレッスンを始めたきっかけは、インターンシップ活動の中で新しいことに挑戦し、異文化を持つ外国籍の方と関わりたいと考えたことでした。
また、インターン生自身が幼少期に海外で暮らした経験があり、現地の方に支えてもらった経験から、今度は自分が外国籍の方の役に立ちたいという思いもありました。この経験は、語学支援を単なる学習補助ではなく、人と人をつなぐ支援として考えるきっかけになりました。
日本語ボランティアレッスンで大切にしたこと
生徒が安心して質問できる関係を作ること、学校の教科書を使って実際の学習に役立つ内容にすること、趣味や学校生活、ペットの話など共通の話題を見つけることを大切にしました。
レッスンの進行と学習の喜び
最初は人見知りで、なかなか口を開いてもらえない場面もありましたが、回数を重ねるうちに少しずつ打ち解け、「先生、ここが分からないです」と気軽に質問してもらえるようになりました。
初回のレッスンでは、日本語だけでなく英語や数学についても質問がありました。しかし、活動の目的を考え、次回以降は国語の教科書を使った学習や、日常的な日本語でのコミュニケーションを中心に進めることにしました。
学校で使っている国語の教科書を使い、本文を理解しながら音読し、難しい漢字の読み方や言葉の意味を、身近な例を取り上げて説明しました。マンツーマンレッスンだからこそ、生徒の反応を見ながら、分からない点をすぐに確認できる良さがありました。



学生の成長と今後の展望
レッスンでは、学校の国語の教科書を中心に学習しながら、時々、趣味の話、学校での出来事、ペットの話なども交えました。年齢が近い学生同士であることを活かし、共通の話題を見つけながら信頼関係を築く工夫をしました。
日本語を話すことへの抵抗を少しずつ減らし、楽しんで取り組んでもらえるようにすることも大切な目的でした。生徒が「なるほど」と理解してくれたり、共通の話題で笑顔を見せてくれたり、レッスンの最後に「先生、今日はありがとうございました」と帰っていく姿に、インターン生は大きなやりがいを感じました。
インターン生の気づき
日本語を教える活動は、教える側も学ぶ側も一緒に成長できる経験でした。生徒の理解が深まる瞬間や、安心して質問してくれる関係ができることが、教育支援の大きな喜びにつながりました。

日本語教室の運営とマーケティング
インターン生は、日本語教室をもっと広めるために、マーケティングについて学び、それを活かしてWebサイト、広告、SNSなどを活用した運営にも関わりました。
日本語を必要としている人がどこにいるのか、どのような情報を届ければ申し込みにつながるのか、どのように宣伝すればよいのかを考える活動は、教育支援と広報を結びつける実践的な学びになりました。
新学期応援キャンペーン
日本語教室運営の活動では、「新学期応援キャンペーン」を立ち上げました。対象は、日本語を学びたいと考えている愛知県在住の中学生・高校生です。
夏休みが明け、新たな挑戦をしようと考えている学生を応援したいという思いから、通常よりも低価格に設定し、Webサイトを作成しました。また、Instagramでの宣伝、Google広告の作成、教育施設へのメール送信などにも取り組みました。



グローバルボイス英会話への参加
インターン生は、グローバルボイス英会話の初級・中級・デイリーニュースの3つのクラスにも参加しました。
初級・中級クラスではテキストを中心に学び、デイリーニュースクラスではニュースや時事問題についてディスカッションを行いました。幅広い年代の方々が参加し、和気あいあいとした雰囲気の中で、語学教室がどのように運営されているのかを体験しました。
初級クラス
基礎的な英語表現を中心に、参加者が安心して発話できるクラス運営を体験しました。
中級クラス
テキストを使いながら、実際に話す機会を多く作る語学レッスンの進め方を学びました。
デイリーニュース
ニュースや時事問題をテーマにしたディスカッションを通じて、参加者同士が会話しやすい場づくりを学びました。
インターン生の自己紹介
この活動に参加したインターン生は、椙山女学園大学国際コミュニケーション学部に在籍し、人と関わること、話すことが好きで、大学で専攻している国際交流を活かし、新しいことに挑戦したいという思いからインターンシップに参加しました。
活動後も、日本語ボランティアを継続する予定であり、インターンシップで得た経験を今後の学びや活動につなげていく意欲を持っています。
H.Mさんの学び
日本語ボランティアレッスンでは、外国籍の学生に日本語を教える中で、レッスンのたびに成長を感じることができ、やりがいを感じました。教室運営では、マーケティングや広報を通じて、日本語教室を必要としている人に情報を届ける難しさと大切さを学びました。
インターン生が得た学び
2023年のインターンシップを通じて、学生は日本語教育の役割、外国籍学習者への支援、教室運営、広報、マーケティング、多文化共生について実践的に学びました。
日本語を学ぶ人に情報を届けるためには、相手の立場に立って考えることが必要です。インターン生は、学習者、保護者、教師、教室運営者のそれぞれの視点を考えながら活動しました。
教育支援への理解
日本語を学ぶ人の背景や目的を理解し、学習者に合わせた支援が必要であることを学びました。
相手に伝わる文章力
キャンペーンや案内文を作る中で、誰に向けて、何を、どの順番で伝えるかを考える力を学びました。
教室運営の視点
生徒募集、先生との調整、レッスン案内、Webページづくりなど、教育事業を支える運営の仕組みを学びました。
HHAHJにとっての意義
2023年の日本語教育インターンシップは、HHAHJが行っている日本語教室活動を、学生の学びと実践につなげる取り組みでした。
日本語教育は、多文化共生、外国籍住民支援、子どもの学習支援、地域社会への参加と深く関わっています。インターン生がこの活動に関わることで、HHAHJの教育活動を次世代の学びへつなげる機会となりました。
関連ページ
以下のページでは、HHAHJのインターンシップ活動全体と、関連する日本語教育・多文化共生の活動を紹介しています。