【第13日目】 命令文 使い方を間違えると大変!

目次

本日のコラム

今回のコラムは、英語学習者が海外に行ったときに持つべき心構え、です。

これはシンプルですが、非常に重要なことですので是非覚えておいて下さい!

海外に行ったら、【日本語を使わない!】

この1つのことを守っていただければ、飛躍的に語学力が上がることは間違いないです。
滞在する先の国・都市・学校に日本人が全くいないということはありません。


また、いろいろな国から来ている外国人と比べると
日本人同士は、日本語ですぐにつながりやすいです。


ここで、同じ日本人の方と「日本語」で話すのか、日本人であって、
必ず「英語」で話すのかによって、その後、成長は大きく変わってきます。


海外に到着した最初のうちはそう心掛ける方は多いのですが、
だんだん2週間、1ヶ月と慣れて来てしまうと
気持ちがだんだん緩んできて、日本語で話をしてしまうことが多くなります。


そのため、できるかぎり、早々に他の国の友達と時間を長く過ごすよう
心掛けることがいいでしょう。

海外に行ったら、【日本語を使わない!】


この心構えを必ず持って海外旅行や留学に臨んでください!



では、本日の学習テーマは「命令文」・「感嘆文」・「It~for toの文」のおさらいでしたので、あやふやな方は見直しておきましょう。

命令文
It's hard to use the command sentence incorrectly!

命令文

命令文とは


命令文は通常、目の前にいる人に向けられるので、命令文には主語がありません。したがって、英語で命令文を書くときは、動詞が先に来ます。その場合の動詞は必ず原形になります。

英語の勉強をしなさい
Study English.

お年寄りには親切にしなさい
Be kind old people.

Be kind “は動詞ではないので、”be “という動詞を先行させる必要があります。 “be “という動詞を先行させる必要があり、”be “という動詞の原形は “be “なんですよ。
動詞 “be “の原形は覚えられましたか?

相手に「~してください」と丁寧な命令をする場合があります。 そのような場合、命令文の前後にpleaseを付けます。

どうぞここに来てください。
Please come here.= Come here, please.


なお、命令の後にpleaseが来る場合は、コンマが付きます。

Let’s ~、shall~という命令文も命令文の仲間です。

「~しましょう」の英語は let’s です。
博物館まで歩いて行きましょう
Let’s walk to the museum.

はい、行きましょう。   いいえ、やめましょう。
Yes, let’s.
         No, let’s not.

walkは「歩く」という意味ですが、「歩いて行く」という意味もあります。

否定の命令文

否定命令文とは、「するな、しないように」という文です。命令文の前にDon’tを書きます。

その動物にはさわるな。
Don’t touch the animal.

恐がらないでね。
Don’t be afraid!

beは動詞でもあるので、このような否定命令文はよく使われます。

丁寧な表現にしたいときは、同じように「please」をつけます。

私を忘れないでください。

Please don’t forget me.

もしくは

Don’t forget me, please.

感嘆文

感嘆文

感嘆文とは

感嘆文(かんたんぶん)とは、驚きや感動をあらわすときに使う言葉です。意味は「なんと~なんだろう」のようになり、英語では次のような形にします。

What + (a または an)+形容詞+名詞+主語+動詞!

なんとこれは大きなカブトムシなんだろう。
What a big beetle this is !

どれのことを見て言っているのかが分かる場合は、主語と動詞の部分を省略して言うこともよくあります。

What a big beetle !
なんて大きなカブトムシなんだろう。

複数形にすると次のようになります。

なんとこれらは大きなカブトムシなんだろう。
What big beetles these are!

または

What big beetles!

感嘆文は、以下のように「How」を使うこともできます。

How
+
形容詞(副詞)+主語+動詞 !

なんとこの蝶々は大きいのだろう。
How big this butterfl is!

なんとこれらの蝶々は大きいのだろう。
How big these butterflies are!

whatとhowの区別は、フレーズ内の2語の直後に名詞があるかどうかで判断します。

つまり、主語と動詞を除いた感嘆詞が名詞で終わっていればwhat、名詞で終わっていなければhowとなるのです。

上の例では、butterfliesが名詞になります。

結局、whatと言った瞬間に何らかの名詞が思い浮かび、howと言った瞬間に名詞で終わらないという感覚が身につけば、会話でスムーズに使えるようになります。

ただ、それは初心者にはなかなか難しいので、そのためにも、ここにある例文を使って、いろいろな単語に置き換えて、繰り返し練習してみてください。

 

通常の文章から感嘆文に書き換える時

これはとても素敵な家だね。
This is a very nice house.
 
これはなんて素敵な家なんだろう。
What a nice house this is !
 
What a nice house!

この家はとても素敵だね。
This house is very nice.
 
この家はなんと素敵なんだろう。
How nice this house is !
 
How nice!

It~for to の文

It~for to の文

It~for to 使い方


これは不定詞を含む文ですが、よく使う文型ですので、しっかり覚えましょう。

私にとってその橋を渡るのはとてもおもしろい。
It is very interesting for me to cross the bridge.

この文型では、「それ」は日本語に訳せません。”for “の後には、人を表す単語が続くことが多く、”to “の後には動詞の原形が続きます。toの後の動詞は動詞の原形で、「for+人」の部分は省略されることが多いです。

「for me」「for us」の場合、「for me (us)」がない方が日本語らしい訳になるので、「for me (us)」の部分は省略されることが多いようです。

フランス料理を作るのはむずかしいです。
It is difficult to cook French food.

Itの部分を省略して、以下のように置き換えることができます。

To cook French food is difficult.
Cooking French food is difficult.

過去形の文章を作るには、動詞のbeを過去形に変える必要があります。もちろん、疑問文の場合は、be動詞が先頭に来るようにします。

あなたにとってスキーをすることは簡単でしたか。
Was it easy for you to ski?

命令文の復習

命令文1


 命令文は、何種類かありますが、すべての命令文には、主語はありません。

 1.「~しなさい」

   動詞の原形が文頭になります。
   be動詞の場合は原形のBe動詞になります。

 <例文>

  Open the window. 窓を開けなさい。
  Be quiet. 静かにしなさい。

 2.「~するな」

   Don’t + 動詞の原形 ではじまる文になります。

 <例文>

   Don’t walk. 歩くな
   Don’t touch. さわるな
   Don’t mention it. それにはおよびません、どういたしまして。

 3.「~してください」

   「Please+ 動詞の原形」ではじまる文です。なお、pleaseは文末につけても構いません。

 <例文>

   Please open the window. 窓を開けてください。

   このように依頼する時には、Can you~? Will you~? Could you~? Would you ~?などを文頭につけることもあります。 Please~よりも丁寧な表現になります。


 4.「~しましょう」 

   Let’s + 動詞の原形 ではじまる文です。

 <例文>

  Let’s play baseball. 野球をやりましょう。

  Let’s watch TV. テレビを見ましょう。


 5.「さもないと~」
   命令文に、and や or を使います。

 <例文>

  Wake up, or you will be late. 起きなさい、さもないと遅れるよ!


 命令文は、何種類かありますが、すべての命令文には、主語はありません。

 6.強意の命令

   命令文には、主語はありませんが、例外的に主語を明示する命令文です。
   命令の対象を明らかにしたい、協調したいときなどに使います。


 <例文>

  Don’t you smoke a cigarette, Tom.  トム、君は、タバコを吸ってはいけないよ。


 7.Let を使った命令文

 <例文>

  Let me know your address. あなたの住所を教えてください。

  Let him come if he insists. 彼が、どうしてもというのなら、来させなさい。