本日のコラム
英語留学を検討する際、まず考えるべきは「留学で何を重視するか」です。
おそらく、重視したいことは1つではないはずです。
ここでは、留学を希望する学生からよく聞かれる要望を挙げてみます。
1、 治安が良いこと
2, 勉強に集中できる環境であること
3, 週末に旅行がしやすい
4, 生活費が安い
5, 交通の便が良い
6,自然が多い
7,都心のビジネス街
8,娯楽が充実している(映画、ショーなど)
9,海が近い
上記のような、あなたにとって重要なことを3つ挙げてください。
そして、その後にとても重要なことですが、優先順位を決めてください。
そうすることで、意外とスムーズに国や都市を絞り込めるはずです。
次に大切なのは、予算です。
実は、各都市にはそれぞれ相場があります。
都市を決めてから、「この学校は予算オーバーだ」と気づくケースも少なくありません。
都市や学校を変えずに、滞在タイプや滞在期間、出発日を変えて予算を調整する方法もありますが、なるべく早く都市を考え直した方がうまくいくでしょう。
留学で得られる英語以外の経験は、英語力と同じように一生の宝になります。
出会い、体験、文化、恋愛、苦労、成長など、留学だからこそ必ず発見できる宝物です。
また、英語以外を主目的としたパッケージもあり、英語をプラスアルファとして留学を楽しむことも可能です。
ダンス+英語研修、ゴルフ、サーフィン、スキューバ、インターン、ワーホリ、ホームステイなどなど。
逆に、あまり考えすぎると留学はできなくなります。
何事も完璧ということはありえないということを知っておくことが大切です。
自分にとって何が大切か、何を妥協できるかを考え、自分の目指すものに最も近づけるような留学をするのがベストです。
では、本日の学習テーマ「現在完了」をさっそく見直していきましょう。
現在完了形
現在完了形とは
現在完了は、継続、完了、経験などを表現するときに使われます。
have(持っている)+動詞の過去分詞
現在完了の場合、haveは「持っている」という意味ではないことに注意しましょう。
過去分詞は動詞が変化する一つの固定された形であり、動詞は「原形、過去、過去分詞」のように変化することがあると覚えておきましょう。
継続のための現在完了
現在完了の継続は、過去のある時点からたった今まで続いている状態を指します。継続なので、意味は「ずっと続いている」「いつもある」のような感じです。
彼は先週からずっと病気です。
He has been sick since last week.
私は20年間カナダに住んでいる。
I have lived in Canada for 20 years.
日本語には「ずっと」という言葉がないにもかかわらず、現在完了は「20年前から今まで」を表現するために使われます。したがって、以下のような進行形の文章を使うのは誤りです。
× I am living in Canada for 20 years.
つまり、「for 20 years」は省略されるべきですが、「住む」を定住の意味で使う場合は、進行形ではなく現在形を使うのが普通です。
My sister lives in Hokkaido.
私の姉(妹)は北海道に住んでいます。
現在完了は完了を表す
完了」は、過去のある時点から始まった動作や行為がすでに完了したことを表す言葉で、「今終わった」「終わった」といった意味です。
彼女はちょうどその仕事を終えたところです。
She has just finished the work.
山田先生はオーストラリアに行ってしまいました。
Mr. Yamada has gone to Australia.
just(ちょうど) , already(すでに) などの単語が have(has) と 動詞の過去分詞の間に入ることがよくあります。
経験を表す現在完了
experienceは、過去のある時点から現在までの経験(ありのままの姿)を意味し、「私は何かをしたことがある」というような意味になります。
私は宇宙人と話をしたことがあります。
I have talked with an alien.
彼の父親は月に行ったことがあります。
His father has been to the moon.
has been to ~ は「~に行ったことがある」という意味と「~に行ったことがあるだけ」という意味の2種類があります。これは文脈などによって判断されます。
疑問文の作り方
現在完了形の疑問文では、have(has)は主語の前に置かれます。
They have stayed in China for five months.
↓
彼らは中国に5ヶ月間滞在していますか。
Have they stayed in China for five months?
↓
通常の答え方
Yes, they have. No, they have not(haven’t).
彼女はその本をもう読みましたか。
Has she read the book yet?
Yes, she has. No, she has not(hasn’t).
yet は疑問文では「もう」という意味になります。
否定文の作り方
現在完了の否定文はhave(has)の後にnotをつけます。
彼はまだ宿題をしていません。
He has not(hasn’t) done his homework yet.
yetは否定文では「まだ」という意味です。
ぼくはUFOを一度も見たことがありません。
I have never seen an UFO.
neverは否定を強調するときに使われる単語です。
ちなみに、UFOは英語では「ユーフォー」ではなく、「ユーフォ」と発音する。
現在完了形の復習
完了時制(完了形)
完了時制とは、現在・過去・未来の「ある時」を基準にして、動作の完了・結果、経験、動作や状態の継続を表現します。
完了形は、「 have+過去分詞 」を使って表現します。
”have” の時制を変化させる事で、現在完了形・過去完了形・未来完了形を作ります。
その基準となる時(「ある時」)に応じて、現在完了時制、過去完了時制および未来完了時制の3種類があるとも言えます。
それぞれの形は次の通りです。
1. 現在完了形:「have〔has〕+ 過去分詞」
2. 過去完了形:「had + 過去分詞」
3. 未来完了形:「will〔shall〕have + 過去分詞」
<過去分詞の作り方>
動詞の過去分詞は不規則変化動詞を除いて、語尾に-edまたは-dをつけます。
・通常の動詞 -ed ex. asked, talked, watched …
・末尾が-e -d ex. used, graduated, taseted
・末尾が母音(aeiou)+y -d ex. annoyd, employd
・末尾が子音+y yをiに変えて-ed ex. studied, cried,
applied…
・不規則変化動詞 was, were, had, made, took…
現在完了形
現在完了形は「 have (has) + 過去分詞 」で表します。
現在完了形は次のような意味があります。
1.動作の完了
現在に至るまでの動作の完了を表します。「~してしまった」 「~したところだ」の意味で、いままでやっていた動作が現在の直前に完了したことを示します。
already(すでに、もう)、just(ちょうど)、now(今、もう)yet(もう、まだ)のほか、lately〔recently〕(最近)、today(きょう)、this morning〔week、month、year〕(今朝〔週、月、年〕)などの副詞(句)がよく一緒に用いられます。
I have already had dinner.
私は、すでに食事を済ませました。
I have just finished homework.
私は、ちょうど宿題を終えました。
2.現在の状態
過去の動作の結果生じた現在の状態を表します。
過去の動作の結果で、今は、どうなっているのか、現在の状態を表現するときに使います。
I have lived in Hokkaido.
(私は北海道に住んでいた。(今は、住んでいない。)
He has gone out.
彼は、出かけた。 (今は、ここにはいない。)
3.現在に至るまでの経験
「~したことがある」の意味で、動作そのものは過去のことであっても、その経験が現在に影響していることを表します。
よく使う副詞(句)には、before(以前に)、ever(いままでに)、never(一度も~ない)、often(しばしば)、once(一 度)、seldom(めったに~ない)、sometimes(時々)などがあ ります。
I have visited the office once or twice.
その事務所は1、2度訪ねたことがあります。
Have you ever learned how to learn English?
今までに英語の勉強の仕方を学んだことがありますか?
過去完了形
「had + 過去分詞」の形態を取ります。
一方、現在完了形は、過去の一定時点で始まり、現在もなお続いている1つの事象を取り上げるときに使われます。
これに対し、過去完了は、取り上げられ事柄は(現在完了のときのように)1つでなく、2つともです。しかも、過去の話に属します。
つまり、A、B、という2つの事柄を取り上げた場合に、AがBよりさらに過去にさかのぼった時点で始まり、しかも、Bの時点では完了しているという訳です。
I had gone to hospital when mother came back home.
母親が帰ってきた(過去形)時には、私は、病院に行ってました。
I had already had dinner when he called me.
彼が来たときには、すでに、私は、夕食を済ませていました。
1.過去のある時までの経験
I did not know what to do, because I had never known it.
私は、けっしてそれを知らなかったので、どうしてよいかわからなかった。
I knew this place very well, for I had often been there.
私は、その場所のことはよくわかっていた、そのときまで何度も行ったことがあったからである
2.過去のある時までの状態の継続
He had been absent from office for a week,
when I went to see him.
私が会いに行ったら、彼は一週間も職場を休んでいた。
In 2005 he had been at work for tentyears.
2005年には、彼は仕事を始めてから10年になっていた。
ただし、「動作」の継続を表すときには、過去完了進行形
(had been + -ing)を用います。
He fell ill last week. He had been working too hard.
彼は先週病気になった。それまで働きすぎていたからであった。
3.間接話法・仮定法における用法
間接話法では、「時制の一致」で過去完了になる場合があります。
また仮定法で、過去において実現されなかったことに対する願望を言う場合にも、過去完了形になる場合があります。
He said to me, 「I have never been to Japan」
↓
He told me that he had never been to Japan.
彼は、日本に行ったことはないと私に言いました。
I wish I had gone to office a little earlier.
(あの時)もう少し早く職場に行っておけばよかったのに
4.過去完了の注意点
過去完了は過去のある時点を基準にして、それ以前に行われたことについて述べる言い方でしたが、andやbefore、afterなど順序がはっきりしている場合、過去完了形ではなく過去形を使うことができます。
ただし、あとに起きたことを先に述べる場合は、以前の動作は過去完了形を用います。
I got up at seven, and left home at eight.
私は6時に起きて、8時に家を出ました。
未来完了形
未来完了形は、「未来のある時を基準にして、動作の完了・結果経験、状態の継続」を表現します。
「will〔shall〕have + 過去分詞」の形態をとります。
つまり、未来形と完了形の2つを組み合わせたような用法ということになります。
なお、will、shallの用法は単純未来の用法となります。
1.未来のある時までの動作の完了
I will have already had lunch by the time she comes.
彼女が来るまでには、私は、昼食を終えているだろう。
I will have finished the work by the time he comes back.
彼が帰るまでには、私はその仕事をませているだろう。
2.未来のある時における動作の結果
He will have gone when he comes back.
彼が帰ってくるころには、彼は行ってしまっているだろう。
This company will have been changed in a few years.
数年のうちにこの会社も変っているだろう。
Have you ever ~?
Have you ever に過去分詞をおいて「今までに~をしたことがありますか」という意味をあらわします。
「 Have you ever +過去分詞? 」となります。
今までにしたことがあるかということをたずねる Have you ever? は会話で、よく使われます。
Have you ever seen Tokyo tower ?
あなたは今までに東京タワーを見たことがありますか?
Yes, I have seen Tokyo tower.
はい、私は東京タワーを見たことがあります。
seen は see の過去分詞ですが、このように ever の後に過去分詞をおいて文を作ります。
意味は「今までに~」という「経験」を相手にたずねることになります。
ただし、ever には「今までに」という意味がありますが、疑問文や否定文、または条件文でしか使うことができません。
肯定文では使えません。
Haveを使った使役や受動
「have + 目的語〔物〕+ 過去分詞」
この形態で次のような意味を表現することができます。
なお、以下は、1 2 いずれともに目的語は「物」を表す語が用いられます。
1 「~させる」の意味で使役を表す場合
I had my hair cut. 私は、髪の毛を切ってもらった。
I’m having a suit made. 私は、スーツを作ってもらっている。
2 「~される」の意味で受動を表す場合
I had my wallet stolen. 私は、財布を盗まれた。
I had my hat blown off. 私は、帽子を吹き飛ばされた。
had better
「had better + 原形不定詞」で、「~したほうがよい」の意味で、忠告や勧誘を表すことができます。
ただし、少しきつい言い方になるので、目上の人には使わないほうがよいとされています。
なお、口語ではしばしば You hadは、You’dと短縮されます。時にはhadが省略されることもあります。
I better go now.
さらに2人称では you を略して Better go now.ということもあります。
<例文>
We had better go now.
我々はもう行ったほうがいい。
You had better do whatever he says.
彼の言うことは何でもするのがよい。
You’d better not stay up too late.
あまり遅くまで起きているのはよくない。
復習
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