【第21日目】動名詞の使い方

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本日のコラム

さて、今日のコラムは、「英語力を測るテスト」、についてです。

英語力を測るテストには、色んな種類があります。
日本国内では、英検とTOEICが有名です。

日本国内で、就職する時や英語力を示すことが必要な時などは、TOEICの得点を要求されることが多いです。
そのために、TOEICで高得点を取るために英語の勉強をしている人もいるでしょう。
一方、英語圏への留学・就職・海外移住に必要な英語力テストは、IELTS(アイエルツ)です。


日本ではIELTSはあまり知られていないテストですが、ニュージーランド・カナダ・イギリスなどの英語圏の国では、入国する人たちに対し、IELTSで決められた点数以上を取っていることを証明するよう、義務づけられています。

どのテストで何点を目指したらよいか知りたい方のために、比較表があります。


level english

 

資格は若いうちに取得しておくと有利ですので、英会話学習の目標の一つにしてみてください。

では、本日の学習テーマの「動名詞」を、見直していきましょう。

動名詞
How to use gerunds

動名詞

動名詞とは


動名詞は一般動詞(do動詞)にingをつけたものですが、ここでは進行形とは違うということを理解しておきましょう。

この形を見たときは、英文をよく見て、どちらを訳すか考える必要があるので注意しましょう。

 

進行形
He is swimming in the river now.
  

彼は今川で泳いでいます。

この文はbe動詞+動詞ingの形になっているので、進行形で「彼はしている」と訳す必要があることが理解できるはずです。


動名詞
I like swimming in the river.
 

ぼくは川で泳ぐの(泳ぐこと)が好きです。

私は川で泳ぐのが好きです。

私は川で泳ぐのが好きです。日本語の文は「私は川で泳ぐのが好きです」と書けますが、進行形ではないので、属格で訳す必要があります。

She is good at drawing pictures.  彼女は絵を描くの(描くこと)が得意です。

動名詞と不定詞

上記で説明したように、動名詞は不定詞の名詞的用法と同じ「~する」という意味を表現しています。

したがって、そのような意味の英文を書くときは、どちらかを選べばよいのです。

私たちは海で泳ぐ(泳ぐ)のが好きです。 We like swimming (to swim) in the sea.

likeの後には、属詞と不定詞のどちらかを付けることができます。

しかし、”finish” や “enjoy” の後に “to do” を付けると、動名詞しか付けられなくなります。

彼女はやっと宿題をやり(することを)終えました。
She finished doing her homework at last.

ひろしは昨日アメリカの音楽を聴いて(聴くことを)楽しんだ。
Hiroshi enjoyed listening to American music yesterday.

これとは逆に不定詞しか付けられないものもあります。

私は富士山に登りたいです。
 I want to climb Mt Fuji.
×
 I want climbing Mt Fuji.

stopのように、属詞か不定詞のどちらかを加えて意味を変えることができる場合もあります。

下記はわかりやすい例です。

彼はタバコを吸うのをやめました。  He stopped smoking.

彼はタバコを吸うために立ち止まりました。  He stopped to smoke.

 「する」という意味でのみ動名詞を続けられる動詞
  enjoy finish stop ・・・・・など。

2. 「~する」という意味で不定詞を続けることができる動詞
  want hope wish ・・・など。

する」という意味で動名詞と不定詞の両方を続けることができる動詞
  like start begin ・・・・・・など。

 

例文で覚える動名詞

動名詞

動詞の原形にingを付けて動名詞をつくります。

 動詞・前置詞の目的語になります。

 <例文>

 Watching TV is so fun.
 テレビを見ることはとても楽しい。

 1.目的語に動名詞をとる動詞

 give 、stop 、enjoy 、practice 、escape
 admit 、avoid 、mind 、discuss 、finish 、delay

 2.目的語に不定詞をとる動詞

 decide 、want 、hope 、plan 、afford 、agree

 3.動名詞と不定詞では意味が違う場合

 I stopped watching TV.
 私は、テレビを見ることをやめました

I stopped to watch TV.
私はテレビを見るために立ち止まった。

 <動名詞、~ingの作り方>

 基本的には動詞の原形の後ろに ing をつけます。

 1.動詞の語尾が発音しない e で終わる

  e をとって ing をつけます。

  come → coming

  ただし、die → dying、lie → lying

  発音する e が語尾の場合は、そのまま後ろに ing をつけます
  see → seeing

 2.単音節語の語尾が<短母音+子音>で終わる

  語尾の子音をもう一つ重ねてから ing をつけます。

  get → getting

 <動名詞の慣用表現>

 1.There is no ~ing:「~することはとてもできない」

  There is no going back. もう後戻りはできません。

  = It’s impossible to go back.

 2.It is no use〔good〕~ing:「~しても無駄だ」

  It is no use (your) saying anything to him about it.
  そのことについて(君が)彼に何を言っても無駄だ 

 3.feel like ~ing:「~したい気がする」

  I feel like watching TV.
  テレビを見たいような気がする。

 4.cannot help -ing:「~せざるをえない」
  (=cannot but~)

  I couldn’t help laughing.
  私は、笑わずにはいられなかった。

 <動名詞の慣用表現>

 5.(be) worth〔worthwhile〕~ing:「~する価値がある」

  It’s worth reading this book.
  この本を読むことは価値があります。

 6.of one’s own ~ing:「自分で~した」

  This is a job of my own choosing.
  これは私が自分で選んだ職場です。

 7.on ~ing:「~するとすぐ」(=as soon as・・・)

  On arriving in London, I telephoned him.
  ロンドンに着くとすぐ彼に電話をかけました。

 8.no ~ing:「~してはならない」(=don’t~)

  No parking here.   駐車禁止